ダースベイダーと五月人形の意外なつながり
今回ご紹介するのは、ダースベイダーの武者人形です。あれ?意外と違和感ない、と感じるのは、きっと本家ダースベイダーが日本の甲冑がモチーフとなっているからだと思います。以前紹介したダースモールの浮世絵がしっくりくるのと同じですね。
- ¥140,400(税込)
武者人形ですから、ぜひ端午の節句のお祝いに。伝統行事でスターウォーズ?と思われるかも知れませんが、第一作目からスターウォーズファン!という方に孫が生まれてもおかしくはない計算ですから、ご親戚の意見が一致すればこれも十分「あり」ではないでしょうか。もちろん端午の節句にこだわらずとも、スターウォーズファンの方に、ちょっと変わったダースベイダーとして、観賞用に贈っても喜ばれると思います。
五月人形にはかつての知将・名将のものなど色々ありますが、それほど歴史に興味がない方にとってはあまりなじみがないかも知れません。ダースベイダーは悪役ではありますが、スターウォーズをご覧になった方はご存知の通り、最強のフォースの持ち主であり、暗黒面に堕ちたのもそもそも妻のパドメ・アミダラを深く愛していたが故のこと、最後も愛息のルーク・スカイウォーカーにその身を委ね、愛情深い一面も持った人物です。スターウォーズファンなら、なじみのない武将を飾るよりダースベイダーを飾った方が、愛着が持てるのかも知れません。三代そろって「やっぱりかっこいいなぁ!」と盛り上がるのも意外と楽しそうです。もしかしたら五月人形を出したりしまったりを、ご主人が喜んでやってくれる可能性もありますよ 武者人形の他にもダースベイダーの兜や鎧飾りなどもあります。
初節句を迎える時に雛人形、五月人形を誰が買うかというと、しきたり上は雛人形は嫁入り道具として、母親方の祖父母が、五月人形は家を継ぐ子の誕生を祝って父親型の祖父母、という考えと、様子うかがいでやはり母親方、という考え、両方あるそうです。しかし実際のところはそんなしきたりにこだわらず、両家の親と子どもで話し合って決めるケースが多いようですね。あらかじめ話し合わないと「雛人形二つ!」とか「鯉のぼり二つ!」なんてことになると…悲惨です。
ちなみに偶然にも端午の節句(5月5日)の前日、5月4日は「スターウォーズの日」です。「May the Force (5月4日) be with you.(フォースと共にあらんことを)」からきているんだとか。端午の節句に合わせて飾れば、スターウォーズの日もダースベイダーと一緒に迎えられます。
筆者の小6の息子が大の「歴史好き」なので、「こんなのは邪道だ!」とか言うのかなぁ、と予想しつつ、この人形について意見を聞いてみたら、「いや、これはこれでかっこいい!」とのことでした。価格的に兜は武者人形の1.5倍くらいするんですが、堂々とした立ち姿の武者人形の方がかっこいい、ということで、筆者と意見が一致しました。成長してからも「かっこいい!」と思える五月人形なら、子どもに「五月人形を飾ってほしい」という気持ちも芽生えやすいかも知れません。