結婚祝い・ご年配の方への贈りものに スティック型コードレス掃除機選びのポイント

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最近人気のスティック型コードレス掃除機は、各誌の「今年の注目家電」特集でも評価が割れていました。「これを選べば間違いない!」という機種を挙げるのは難しいので、機種選びのポイントを紹介します。

その他のタイプの掃除機をお探しの方はdysonのキャニスター型ロボット型の記事もどうぞ。

スティック型コードレス掃除機
こんな贈り物に

スティック型コードレス掃除機は連続使用時間を考えると、アパートくらいの広さにはちょうどいいので、アパート暮らしからスタートする新婚さんへの結婚祝いにおすすめです。また、子どもがお菓子の粉をこぼしたり、ポケットから謎の砂がザザーッと出てきたりした時も、ぱぱっと掃除できれば、子どもを必要以上に責めることもありませんし、少し成長すれば自主的に自分で掃除機をかけられるので、小さい子どもがいるご家庭への贈り物にもおすすめ。また、キャニスター型だと「引っ張りながら」なので無意識のうちに前かがみになりがちですが、コードレスなら「引っ張る」ものがないのでまっすぐな姿勢でかけやすいと思います。立ったまま充電スタンドから外したらすぐ使えて、かがんでコンセントを差し替える必要もないので、腰痛やひざの痛みにお悩みの年配の方にも喜んでいただけます。(義母の誕生日プレゼントに贈ったところ、とても喜んでいただけました。)気になったところはすぐに掃除したい、というきれい好きさんの、2台目掃除機にもおすすめ。

連続使用時間について

まずチェックしたいのが、連続使用時間。筆者がスティック型コードレス掃除機を使わなくなった要因でもあるのですが、 家一軒を一気に掃除しようと思うとなかなか厳しいです。一番長いダイソンで25~40分、これなら何とかいけるかなぁ…。 シャープのフリードのようにセパレート式のバッテリーを予備と交互に使うという手もあります(上位機種ははじめからバッテリー2個付属)。パナソニックのイットは10~30分と短め。 カーペットが多い家庭ではパワーを上げての運転が予想されるので、短めに見積もった方がいいでしょう。

お手入れについて

スティック型はどうしても頻繁にフィルター掃除やゴミ捨てが必要になります。お手入れのしやすさでは、ダイソンや東芝のトルネオがおすすめですが、個人の感覚もあるので、店頭で試すのが一番です。ゴミ捨てだけでなく、フィルター掃除もシミュレーションしましょう。(ちなみに店頭にある「展示用」と書かれたものは実物よりかなり軽かったりするので、重さはちゃんと実物で確認しましょう。)

設置方法について

意外と気がつかないのが設置方法。多くの機種が店頭ではかっこよく壁掛け式の充電スタンドにセットされてますが…壁にネジ穴を開けられますか?スティック型はキャニスター型より軽量とはいえ、それなりに重量があるので、壁のボード材によっては重量でネジが抜けてしまうこともあるので確認が必要です。ネジ穴が開けられない場合は、別途専用スタンドを購入する、床置き式充電スタンドの機種にする、壁に立て掛ける、など検討しましょう。


以上が共通する機種選びのポイントです。最後に各誌の「今年の注目家電」特集で挙げられていた各メーカーの機種を筆者のおすすめ順に紹介します。その機種独自の機能もあるので、何を重視するかを考えて「最適な一品」を見つけてくださいね。


dyson スティック型クリーナー
  • ¥50,000~¥90,000(価格の目安)
商品の特徴

吸引力、連続使用時間、お手入れのしやすさとも申し分ありません。壁に取り付けるタイプではありますが、人気の掃除機ですので、「ダイソン用」としてぴったりサイズのスタンドも多数市販されています。それでもダイソンの掃除機購入に踏み出せない理由の一つに他の掃除機に較べるとかなり高価な点が挙げられるでしょう。そこでおすすめなのが直販オンラインストア。セール品やアウトレット品を探したり、最低限の付属品のみのモデルを選ぶことができます。ダイソンはスティック型掃除機だけでも色々な種類があります。大きな買い物ですので、最終的には行きつけの家電量販店で購入する場合も、事前に直販オンラインストアで機種の比較検討することをおすすめします。必要最低限の性能で、これなら!という機種を見つけましょう。ブラシ部分の比較についてはキャニスター型の記事でも触れています。


シャープ FREED
  • ¥35,000前後(価格の目安)
商品の特徴
シャープ FREED
シャープ FREED

この商品は軽量&自走式(SX310~)でラクラク、スイスイーっというのがウリです。小柄な女性やご年配の方には嬉しいですね。筆者のおすすめポイントは、セパレートチャージという点。ビデオカメラなどのバッテリーのように、バッテリー部分を取り外して充電できます。予備のバッテリーがあれば、連続使用時間が短いというスティック式クリーナーの難点をカバーできます。(上位機種はバッテリーがはじめから2つついています。)また、一般的なスティック式クリーナーは充電の必要から「コンセントの近く」に収納場所が限られますが、その制限もありません。自立するとはいえ、いかにも「掃除機」というビジュアルなので出しっぱなしに抵抗がある方も、充電しながら本体はコンセントのないクローゼットに収納できてスッキリです。コードレススティック式クリーナーはバッテリー交換が自分でできない機種も多い(本体ごとメーカーに送付して交換)中、貴重な機種だと思います。自走式のためヘッドが大きめなのは小回りに影響しそうですが、価格といい、バッテリーの件といい、なかなかおすすめの機種。


東芝 トルネオVコードレス
  • ¥50,000前後(価格の目安)
商品の特徴
東芝 トルネオVコードレス
東芝 トルネオVコードレス

手入れの簡単さ、軽さで評判なのがこの機種。サイクロン部分にフィルターがないため、目詰まりによる吸引力の低下の心配もありません(排気清浄フィルターは定期的にお手入れが必要)。必ずそのうちバッテリー交換が必要なコードレス掃除機において、約2,000回の充電が可能というのも高ポイント。¥10,000弱の価格差で上位機種がありますが、この上位機種の「エアブロー機能」もかなりおすすめ。玄関先の落ち葉やサッシに溜まった砂を風で掃き出してくれます。コードレスでエアブロー機能があるとなれば、車内清掃にもうってつけです。筆者はガソリンスタンドでのバイト経験がありますが、室内清掃用の掃除機のエアブローの便利さには感動しました。ブローでゴミを浮かせてから吸うと、車内がとってもきれいになります。


パナソニック iT(イット)
  • ¥50,157(税込み)
商品の特徴
パナソニック iT
パナソニック iT

グッドデザイン賞も受賞したスタイリッシュなデザインのiTはヘッドが自由に変形するのが特徴。ヘッドを軽く持ち上げて手首をひねるようにすれば、写真のように「I型」になり、隙間掃除しやすくなります(I型時のノズル幅5cm)。実際に店頭で使ってみて、不器用な筆者には少し難しかったですが、「慣れ」かなぁとも思います。気になる方は、店頭で試されると良いと思います。通常の「T型」の時に壁に押し当てるようにすると、壁側がガバッと開き、壁際のゴミもすっきり吸引できます。これは気持ちいいです。立て掛けられるよう、ハンドル裏に「壁ピタゴム」がついています。コードレススティック掃除機は「出しっぱなし派」が多いらしいので、インテリア性も重視するなら特におすすめです。


三菱電機 iNSTICK
  • ¥50,000前後(価格の目安)
商品の特徴
iNSTICK
三菱電機 iNSTICK

こちらもグッドデザイン賞受賞商品。この商品の場合、掃除機と空気清浄機が一体となっているのが最大の特徴なので、部屋に出しっぱなしにしておけるデザインでないと逆に困りますが、その点は大丈夫ですね。収納場所に困らない点やすぐ使える場所に置ける点はいいと思います。しかし、空気清浄機の運転音は?既にこだわりの空気清浄機を使っているんだけど?空気清浄機部分が壊れたら?…と、掃除機の機能以外で色々気になってしまいます。ちなみに上位機種には布団クリーナー用アタッチメントが付き、空気清浄フィルターに防臭フィルターがプラスされます。



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