子どもの近視進行を遅らせる バイオレットライトを透過するレンズがすごい!
みなさんは最近注目されている「バイオレットライト(紫光)」をご存知ですか?実はどこにでもある自然光にのみ含まれるバイオレットライトに、近視の進行を抑制するすごい力があるそうなんです!このバイオレットライトを積極的に取り入れるための子ども用レンズが、すでに商品化されているのを見つけたので紹介します。
バイオレットライトって何?
バイオレットライトとは自然光の中でも波長360〜400nmの光を指します。これは可視光線の波長の下限にあたり、ご覧の通り、眼に有害とされる紫外線とブルーライトの波長の中間にあたります。なんとこのバイオレットライトに近視の進行を抑制する効果がある、という研究結果が慶應義塾大学の坪田一男教授により昨年12月に発表されました。若年層の近視人口の増加が問題視されている中、筆者の息子たちも残念ながら近視です… ではどうやったらこのバイオレットライトを積極的に取り入れられるか、気になりますよね。
慶応義塾大学 坪田一男教授研究結果プレスリリース公園でゲーム、の意外なメリット?!
バイオレットライトは自然光に含まれるので、目に取り入れるためには外で遊ぶのが一番!とのこと。一日に2時間は外で過ごすのが望ましいそうなので、休み時間や帰宅後に外で遊ぶことを心がければなんとか2時間に足りるかな、という感じでしょうか。野球やサッカーをやっている子どもはばっちりですね。公園で数人の子どもが集まってゲームをやっている光景を見かけるたびに「せっかく公園に来てるのに」と思っていましたが、家の中でやるよりバイオレットライトを浴びられる、という意外なメリットがあることに気づいてしまいました…。でもこれは黙っておいた方がいい気がする…。
外で遊んでも近視の進行が止まらない意外な理由とは
以前から外で遊ぶと近視の予防になるとは言われていたものの、いったん近視になると外で遊んでいても進行抑制の効果が少ないとも言われていたそうなんです。実はこれも、バイオレットライトの特性を考えると説明がついてしまうんです。そのバイオレットライトの特性とは…「ガラスを透過しにくい」という点。近視になってメガネをかけるようになると、そのメガネのレンズによってバイオレットライトがカットされてしまうんですね。(ちなみにコンタクトレンズはメガネよりはバイオレットライトを通しやすいそうです。)じゃあ、「外で遊ぶ時はメガネかけちゃいけないの?」「結局コンタクトの方がいいの?」と思っていた時に見つけたのが、JINSの「こどもレンズ」です。
こどもレンズ
- ¥15,000(税別・フレーム代別)
- JINS
紫外線やブルーライトはカットするのにバイオレットライトは通す技術がすごい!
なんといってもこのレンズのすごい(と筆者が思った)ところは、バイオレットライトの波長帯の光だけ透過率が高くなっているところです。筆者は物理系出身なので特に、「技術すごいな!どうなってるの?」と、思います。(()内の値が通常のレンズの値)
- バイオレットライト透過率:65%(4%)
- ブルーライトカット率:15%(6%)
- 紫外線カット率:92%(99%)
紫外線カット率だけ見ると「通常のレンズの方が良くない?」と思いますが、これはバイオレットライトの波長帯が紫外線の波長帯と一部重なるためで、紫外線の中で避けるべきとされている波長域(UV-B)は99%以上カットしているとのことなので、ご安心を。
子ども用フレームのサイズ・デザインもいろいろ
JINSは子ども用フレームも、軽量タイプやリバティプリントデザイン、鼻あてがラバーになったタイプなど、豊富なラインナップから選べます。オンラインショップならすべてのデザインの中から検索もできて便利です。オンラインショップで度付きメガネを購入する場合は、度数情報をオンラインショップに送ったり、レンズ交換券を購入して、実店舗で度数を測定して購入する、など、複数の方法が用意されています。
このサイトは様々なプレゼントを紹介していますが、メガネは必要な子どもにとっては「必需品」なのでプレゼントとして贈ることはないのかも知れません。でも、子どもにとって、視力はとても大切なものの一つだと思うので、メガネを購入する機会がある時には、ぜひこんな商品も検討されてみては、と思い、紹介しました。