カラーペン好きに インクボトルのインクも使えちゃうボールペン
年始に文具好きの息子達と東急ハンズに行って、以前から欲しかったエルバンのローラーボール(コンバーター付き)を購入しました。これ、簡単に言うと、「ボールペンなのに万年筆のインクカートリッジやインクボトルのインクまで使えちゃうスグレモノ」なので、今日はこちらを紹介します。
ローラーボールって?ボールペンと同じなの?
結論から言うと、「ローラーボール」は日本で言う「水性ボールペン」です。そもそも「ボールペン」というのが和製英語とも言われていて、海外メーカーだと油性のボールペンは「ボールポイント」、水性のボールペンは「ローラーボール」とか「ローラーボールペン」と区別して呼ばれるそうなんです。今回紹介するのはフランスのエルバン社製の水性ボールペン、なので、商品名が「ローラーボール」というわけです。
まずは商品をご紹介しますね。(見た方が早い!)
エルバン ボールペン コンバーター付き スケルトン hb-pen08
- ¥1,296(税込)
コンバーター付きだから気になるあのインクも使える!
中のインクの色をそのまま楽しみたい方におすすめなのが、こちらのスケルトン。後で紹介する限定色「ヴィオレパンセ」はちょっと女性っぽい感じもするので、男性に贈るならこちらが無難かなと思います。インクボトルのインクを使う予定がない方は カートリッジインク用 もあります。コンバーター付きだとカートリッジ(欧州共通規格)の他に、インクボトルのインクを吸入したコンバーターをセットして使えるので、好きなインクを使えます!ここ数年の万年筆人気で素敵な色のインクがメディアで紹介されているのを見かけても、筆圧が強すぎて万年筆と相性の良くない筆者は「いい色だなあ」と思うだけでしたが…これからは使えます。やった! コンバーターは小学校の理科の実験で使うピストン式の水でっぽうの要領で、写真のように先端をインクに入れて、ピストンの部分を(回して)動かしてインクを吸入します。エルバンのコンバーターは単品でも販売されていますが、カートリッジインク用のペンだと短くてコンバーターが収まりません。文具好きさんへのプレゼントには、楽しみが広がるコンバーター付きが断然おすすめです。文具にハマりはじめる中高生も手が届く価格なのもいいですね。ただし衝撃を与えるとインクが漏れる場合もあるので、ペンケースや胸ポケットに入れて持ち歩いての使用はおすすめできません。プレゼントの場合はひとこと添えた方がいいかも知れません。
エルバン コンバーター付き ペン ヴィオレパンセ hb-pen08vp
- ¥1,296(税込)
人気のスケルトンペン初の限定カラーはナポレオン時代から愛されたすみれ色
筆者が購入したのはこのモデル初の限定カラー「ヴィオレパンセ」。エルバンのペンは通常「ナイトブルー」のカートリッジが1本付属していますが、このモデルで付属しているインクが「ヴィオレパンセ」と呼ばれる深い紫。皇帝ナポレオンの第一帝政時代から1966年までフランス全土の小学校の指定色として愛用されていた色なんだそうです。ボディカラーも同じ紫色なんですが、紫のボディに赤いロゴはちょっと見えにくいです…。色名「ヴィオレパンセ」は和訳すると「すみれ紫」ですが、インク色は和名で言うと「藤色」に近く、ボディカラーはもうちょっと赤味が強いです。
ちなみに色見本帳で世界的に知られるPANTONEが選出した2018年のトレンドカラーも「Ultra Violet(すみれ色)」です。タイミング的に偶然の一致と思われますが、あまりにタイムリー。
エルバンのトラディショナルインクは名前も素敵
今回紹介したコンバーターを使えば他社製も含め、好きなインクが使えるのですが、個人的にはエルバンのインクも素敵な色が揃っていて「まずはエルバンの気になる色を試したいなぁ」と思っています。カートリッジは20色、ガラスボトル入りは30色のラインナップ。ブルーだけでもブルーアズール、ツルニチソウ、忘れな草ブルー、サファイヤブルー、ナイトブルー、と5色もあって、名前も素敵。カートリッジのレトロなブリキ缶のパッケージも可愛いですよ。探せばコフレセットや香りつきインクもあるので…ハマると奥が深そうです